ヤフー、ディレクトリ型検索サービス「Yahoo!カテゴリ」を終了へ

ヤフー株式会社は、2018年3月29日をもって、同社が提供するディレクトリ型検索サービス「Yahoo!カテゴリ」を終了すると発表した。
Yahoo!カテゴリは、1996年4月1日のYahoo! JAPANのサービス開始時から提供しているサービスの1つで、「エンターテインメント」「ビジネスと経済」などのカテゴリをたどって目的のサイトを探す、「ディレクトリ型検索」と呼ばれるサービス。同サービスに掲載しているサイトは、「サーファー」と呼ばれるスタッフが1件1件収集し、カテゴリに分類して登録したもので、約15,000サイトから提供を開始し、現在は約80万サイトを登録している。
同社がこのサービスを開始してからこれまでの間に、インターネットを取り巻く環境は大きく変化。サイト数の爆発的な増加や技術の進歩により、プログラムがサイト情報を自動的に収集する「ロボット型検索」が生まれ、Yahoo! JAPANでは「Yahoo!検索」がウェブ検索の主流となった。また、SNSの普及に合わせてSNSの投稿を検索できる「Yahoo!リアルタイム検索」も誕生した。
これらの動向や利用状況などを踏まえ、「ディレクトリ型検索」は一定の役割を終えたものと考え、「Yahoo!カテゴリ」の終了を決定したという。
同サービス終了にあたり、「Yahoo!カテゴリ」への登録審査サービスである「Yahoo!ビジネスエクスプレス」も2017年7月31日をもって販売を終了する。