2017年6月の消費意欲指数、ボーナスシーズンながら「過去最低値」を記録 博報堂生活総研

株式会社博報堂のシンクタンクである「博報堂生活総合研究所」は、「6月の消費予報」を発表した。
20~69歳の男女1,500名に、「来月の消費意欲」を点数化してもらったもので、その結果、6月の消費意欲指数は45.3点で、5月より1.2ポイント減少。6月としては、過去最低の数値となった。特に男性20代は、調査開始以来の最低値を記録した。
ボーナスシーズンの6月を迎え、今年は「金銭的に余裕がある」が前年より増加(16年6月61件→17年6月77件)。「今月までに多く使った反動でセーブ」「節約したい」などは減少している。一方で、「今は様子見」「特別欲しいものがない」などは増加している。金銭的余裕が生まれている割に、消費意欲は低調だといえる。同研究所では、「年末年始、夏休みなどの明確な消費機会がある時にしか消費しない消費スタイルが浸透した」と考察している。