凸版印刷、タイを中心にASEAN各国で販促支援を開始

凸版印刷株式会社は、タイを中心としたASEAN地域で事業を展開している株式会社ジオブレインおよび、Hansa International(Thailand)Co.,Ltd.(ハンサインターナショナルタイランド)の2社と事業協力で合意。2017年5月より、タイを中心にASEAN各国でのマーケティング全般における支援サービスの本格的な提供を開始すると発表した。同社は今回の協業を活かし、ASEAN市場での事業展開を加速し、2020年度に20億円の売上を目指す。
ASEAN市場へ進出する日系企業向けに、販促イベント、店舗デザイン、工場見学施設の企画・設計・施工や、SNSキャンペーン、Webサイト構築などのオンラインマーケティング、VRなどの先端表現技術を活用したソリューションサービスなどマーケティング全般にわたるソリューションを提供、ASEAN市場向け事業を強化する。またASEANへの新規進出企業に対してはマーケット情報からトレードショー出展のために必要な手続きや展示施工をパッケージ化し提供する。
同社グループは、ASEAN市場において、商品パッケージやセキュリテイ商材などの分野で、タイやインドネシアを中心に事業を展開し、2016年7月にはタイに駐在員事務所Toppan Printing Thailand Representative Office(所在地:タイ バンコク)を開設し、マーケティング事業の市場開拓を開始している。最近は文化・歴史資産をデジタルアーカイブ化し、観光資源として活用することで地域の活性化につなげる取り組みをタイで進めるなど、これまで日本国内で培った先端表現技術を活用した新事業を推進、さらに今回の事業協力2社とともにミャンマーにてキリンホールディングス株式会社子会社のミャンマーブルワリーの工場見学施設の企画・設計・施工を行っている。
今回同社は、タイおよびASEAN地域で事業を展開するパートナー企業2社との協業により同社の持つ顧客基盤や技術力と、両社のASEAN各国でのビジネスの知見とネットワークを活用しASEAN市場でのマーケティング分野でのビジネス拡大を目指すという。