VOYAGE GROUP、アドプラットフォーム事業が好調で経常利益47%増 17年2Q決算

株式会社VOYAGE GROUPは、2017年9月期第2四半期(2016年10月1日~2017年3月31日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :134億4300万円(前年同期比 31.6%増)
営業利益  :13億1800万円( 同 22.6%増)
経常利益  :13億9800万円( 同 47.4%増)
四半期純利益:9億2200万円( 同 45.9%増)

アドプラットフォーム事業では、SSP(Supply Side Platform)「fluct」の導入媒体数が順調に増加した。加えてスマートフォン向け広告配信プラットフォーム「Zucks」における広告出稿増や、2016年10月に連結子会社化したスマートフォン向け動画広告配信を主事業とする株式会社CMerTVにおけるブランド系広告主からの広告出稿増など、広告主向けサービスの伸長が業績に寄与し、同事業の売上高は94億5900万円(前年同四半期比54.1%増)、セグメント利益は10億1900万円(前年同四半期比61.2%増)となった。
「ECナビ」「PeX」などの自社メディアの運営に加え、企業向けのマーケティングソリューション事業の運営を行うポイントメディア事業では、前第2四半期連結累計期間には出稿のあった広告主からの需要が一部減退した。このため、同事業の売上高は30億1100万円(前年同四半期比2.6%減)、セグメント利益は2億9400万円(前年同四半期比30.4%減)となった。
インキュベーション事業では、HR領域、EC領域、FinTech領域を強化領域として、中長期的に第三の事業の柱となる可能性の高い事業に積極的な投資を進めている。HR領域では新卒採用支援事業においてに顧客企業数が増加し、堅調に推移。ゲームパブリッシング事業については、海外の複数の大手ゲームディベロッパーとの業務提携を進捗させ、安定した収益貢献が見込める作品の投入が可能となったが、EC領域における通販化粧品の広告宣伝費など全般的に費用が先行したため、同事業の売上高は10億8500万円(前年同四半期比12.0%減)、セグメント利益は400万円(前年同四半期比76.8%減)となった。