三浦印刷、上場廃止が決定 大王製紙グループの傘下に
三浦印刷株式会社は、大王製紙株式会社による株式売渡請求を承認することを発表した。これにより、同社株式は東京証券取引所の上場廃止基準に該当することになり、2017年5月29日をもって、上場廃止となる予定。大王製紙の完全子会社となり、グループ傘下に入ることで、大王製紙グループのブランド・拠点・組織等を活用した顧客開拓などが可能となり、「企業価値向上の最善の選択肢」と判断したという。
大王製紙は、三浦印刷の普通株式および本新株予約権に対する公開買付けを行い、その結果4月18日時点で、30,850,486株(議決権所有割合96.39%)および本新株予約権298個を所有し、特別支配株主となった。さらに大王製紙は、株主の全員に対し、その有する株式の全部を大王製紙に売り渡すことを請求することを条件付で決定していた。売渡対価は、普通株式1株につき260円。
三浦印刷は、4月20日開催の取締役会において本株式売渡請求を承認することを決議。これにより、上場廃止が決定した。売買最終日は5月26日。