科学雑誌「Newton」発行元、民事再生を申請
科学雑誌『Newton』の発行元である株式会社ニュートンプレスは、東京地方裁判所に対し、民事再生手続開始の申立てを2月20日に行った。
同社はここ数年資金繰が悪化しており、昨年12月からは、外部の弁護士・公認会計士の協力のもと、経営改善計画・返済計画の策定を進めるなど、再建に向けて注力していた。一方で、定期購読者から資金を集めたため、出資法違反の容疑で、元社長らが2月17日に逮捕されていた。
今回の事態を受け、同社では「裁判所及び監督委員の指導・監督を受けながら経営改善を進めていくことが、当社の再建にあたり最良の手段」と判断したとのこと。雑誌『Newton』を今後も維持・存続し、債権の元本を全額弁済することを目指す。