インプレスHD、出版メディアの売上高増で増収 17年3Q決算

株式会社インプレスホールディングスは、2017年3月期第3四半期(2016年4月1日~2016年12月31日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :91億3100万円(前年同期比 4.9%増)
営業利益  :5億2500万円( 同 10.1%減)
経常利益  :5億7700万円( 同 6.2%減)
四半期純利益:4億4900万円( 同 7.4%増)

読み放題サービスの広がりにより電子書籍の販売が増加、またスマートフォン向けサービスの事業規模が順調に拡大した。カレンダー等の大型季節商品の出荷増により出版メディアの売上高も増加し、売上高は前年同期比4.9%増の増収となった。一方、アジア市場向けセールスプロモーションの受託事業および出版メディア等の収益性の低下、販売印税の増加や人材強化にともなう人件費の増加、売上債権に対する貸倒引当金の積増し等による販管費の増加が影響し、営業利益・経常利益は減少した。なお、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期のような大きな特別損失の計上がなかったことで、7.4%増となった。