ADK、売上総利益率の改善により大幅な増益に 2016年3Q決算

株式会社アサツー ディ・ケイは、2016年12月期第3四半期(2016年1月1日~2016年9月30日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :2572億1900万円(前年同期比 0.1%増)
営業利益  :42億4800万円( 同 49.6%増)
経常利益  :60億5500万円( 同 13.2%増)
四半期純利益:12億5100万円( 同 58.5%減)

当第3四半期連結累計期間は、組織再編を通じた付加価値の創出と収益管理を行う体制を整えた他、国内外グループ各社においても、成長領域へのM&Aおよび不採算事業の整理や再構築を進めた。国内では、テレビスポット広告やデジタルメディア広告などのメディアの扱いが増加するとともに、収益性を大きく改善。制作子会社、デジタル子会社も堅調に推移し、国内全体では増収増益となった。一方海外子会社は為替の影響ならびに中国圏子会社の構造改革が継続していることなどにより、減収減益となっている。
これらにより売上高は横ばいながら、営業利益・経常利益が大幅増となった。一方、特別利益1億7100万円と事業整理損などの特別損失21億8400万円を計上した結果、税金等調整前四半期純利益は40億4200万円(前年同期比25.5%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は12億5100万円(前年同期比58.5%減)と減少している。