カカクコム、「食べログ」有料サービスが成長し堅調維持 17年1Q決算

株式会社カカクコムは、2017年3月期第1四半期(2016年4月1日~2016年6月30日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上収益  :104億6400万円(前年同期比 12.2%増)
営業利益  :48億5400万円( 同 13.5%増)
経常利益  :48億5300万円( 同 13.0%増)
四半期純利益:34億7900万円( 同 18.4%増)

『価格.com』では、ユーザビリティの改善および記事コンテンツの拡充に注力したが、会員数は前年同期の4745万人から4626万人と若干減少。参加事業者からの手数料収入は前年同期比で増加し、ショッピング業務の売上高は22億3000万円と前年同期比4.7%増となった。サービス業務における手数料収入も増加し、こちらも売上高は18億8200万円と前年同期比7.5%増となった。一方で、広告業務においては、新製品が減少傾向なことなどから減少し売上高は8億4500万円(前年同期比10.3%減)に留まった。
『食べログ』では、飲食店向け集客サービスの販売強化およびサービスの改善・向上に注力し、会員数を同6722万人から7265万人と増加させた。有料サービスを利用するレストラン・個人会員の獲得が進み、課金収入が増加した。新興メディアでは『タイムデザイン』におけるダイナミックパッケージ予約システムの強化を実施した。
これらの結果により、全体の業績は、10%代前半の増収増益となった。