東京放送HD、放送事業の好調維持で利益大幅増 17年1Q決算
株式会社東京放送ホールディングスは、2017年3月期第1四半期(2016年4月1日~2016年6月30日)の連結業績を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :869億9300万円(前年同期比 3.8%増)
営業利益 :52億5500万円( 同 26.3%増)
経常利益 :78億4300万円( 同 21.7%増)
四半期純利益:52億2400万円( 同 31.8%増)
放送事業の主力であるTBSテレビは、堅調な視聴率を背景に、タイム収入・スポット収入ともに増加。単発番組では「リオ五輪バレーボール世界最終予選」が売上に貢献した。スポットセールスでは「酒・飲料」「情報・通信」「化粧品・トイレタリー」が好調だった。BS-TBSは、タイム、スポット、ショッピングのいずれも堅調に推移したほか、スポーツ単発セールスが好調。TBSラジオは、30年にわたって放送してきた「大沢悠里のゆうゆうワイド」を終了する大改編を行った。これらの結果、放送事業セグメントの売上高は535億6100万円で前年同期比3.8%増、営業利益は28億円で同61.9%増と、利益が前年を大きく上回った。
映像・文化事業では、映画「64-ロクヨン-」、東京都庭園美術館の「メディチ家の至宝-ルネサンスのジュエリーと名画」展、「スターズ・オン・アイス2016」などが盛況を納めた。海外事業においては「SASUKE」のフォーマット販売を中心に堅調に売上を伸ばした。一方、スタイリングライフグループは、外食事業撤退による減収をカバーするには至らず、前年の売上高には及ばなかった。これらの結果、セグメントの売上高は296億7000万円で前年同期比4.5%増、営業利益4億3100万円で同12.3%減となっている。