地域新聞社、ショッパー子会社化で増収も経費がかさみ減益 16年8月期3Q決算

株式会社地域新聞社は、2016年8月期第3四半期(2015年9月1日~2016年5月31日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :28億9100万円(前年同期比 12.6%増)
営業利益  :マイナス9300万円(前年 9500万円)
経常利益  :マイナス9200万円( 同 9900万円)
四半期純利益:マイナス1億7100万円( 同 5500万円)

基盤事業である新聞等発行事業では、2県55エリア・55版の発行から1都3県77エリア・77版の発行に増加し、週間の発行部数はおよそ204万部から300万部に増加。あわせてショッパー社の子会社化を行った。これにより、売上高は前年同期比12.6%増と大幅増加した。一方で、ショッパー社が進める「エリア細分化」に備えるため、人員確保の経費および人件費が増加。基幹システム等への投資も嵩み、営業利益・経常利益は確保できず赤字となった。さらに、ショッパー社にかかるのれんおよび固定資産の減損損失4215万円を特別損失に計上し、親会社株主に帰属する四半期純損失はマイナス1億7198万8千円となっている。