DMやSPを手がけるディーエムエス(JASDAQ)、決算発表。DMは利益減少、SPは受注が減少。
ダイレクトメール(DM)やセールスプロモーション(SP)を手がける株式会社ディーエムエス(JASDAQ)は、平成21年3月期決算を発表した。
売上高は前期比2.1%減の181億4500万円、営業利益は前期比14.5%の7億2700万円、経常利益は前期比17.6%減の7億600万円、当期純利益は前期比80%減の3億2500万円となった。
年度の前半の売上は順調に推移したが、後半からの急速な景気後退によって顧客企業におけるプロモーション予算の縮小・中止など方針の転換により減収となった。
ダイレクトメール部門では、受注環境が悪化するなか企画制作から情報処理、封入封緘を一括して手がけるトータルサービスと郵便やメール便のスケールメリットを活かした提案型営業を積極的に展開し、既存顧客の維持と新規受注に努めた。
この結果、売上高は159億9百万円(前年同期比1.1%増)、営業利益は12億88百万円(同3.2%減)となった。
セールスプロモーション部門においては、各種販促支援および企画制作業務の受注に努めたが、大口顧客からの通販カタログ・折込チラシ企画制作業務の受注減少等が影響し、売上高は15億81万円(同25.0%減)、営業利益は1億1百万円(同47.0%減)となった。
イベント部門においては、スポーツ・文化・ビジネス関連イベントの運営業務の受注に努めましたが、顧客企業のコスト抑制の影響により、利益面で苦戦し、売上高は6億26百万円(同1.7%減)、営業利益は5百万円(同23.4%減)となった。