朝日放送(大証)、平成21年3月期決算発表。当期純損益25億円の赤字。

 朝日放送株式会社(大証)は、平成21年3月期の決算を発表した。
売上高は前期比3.7%減の802億8400万円、営業損益は1億7900万円の赤字、経常損益は1億5000万円の赤字、当期純損益は25億4000万円の赤字となった。

広告出稿減により同社の放送事業は深刻な影響を受け、テレビ・ラジオに対するスポット広告の出稿量が前連結会計年度の実績を大幅に下回るとともに、ネットワークセールスなどが極めて低調に推移するなど営業面で非常に厳しい状況が続いた。
同社は放送事業における年度テレビ視聴率で「全日、プライム、プライム2」の時間帯で首位となる 「3冠」を前連結会計年度に続き2年連続で達成。
ラジオでも聴取率の年間首位を堅持するとともに、高聴取率番組の番組パーソナリティー自身の声による生コマーシャルなどを積極的に営業展開し売上確保を目指した。

しかしながら、放送事業の売上高は704億6千1百万円で前連結会計年度に比べ30億1千万円(△4.1%)の減収となり、営業損失は11億3千5百万円となり、前連結会計年度と比べ31億1千4百万円(△157.4%)の減益となった。