フジテレビ、セシール買収へ。ディノス子会社化に続き、通販事業を強化

株式会社フジ・メディア・ホールディングスは、同社100%子会社である株式会社フジ・メディア・サービスが、カタログ通販大手株式会社セシールの発行済株式及び本新株予約権を対象として、公開買付けを実施すると発表。

フジ・メディア・サービスは、
セシールの筆頭株主である株式会社LDHから、議決権保有割合の32.29%にあたる約140万株を、
またLDH子会社でセシールの所有株式数第2位の株主に当たる有限会社アジア物産から、議決権保有割合の23.92%にあたる約103万株の全部について、
本公開買付けに応募する。

本公開買付けにおける買付価格は、5月13日までの過去6ヵ月間のセシール株式の終値の単純平均値131円に対して約37.40%のプレミアムを加えた1株当たり180円。

成功すれば議決権保有割合の最低でも56.21%を保有することになりセシールを完全子会社化する。
セシールは上場廃止となる。

尚、5月14日付で公開買付応募契約書を締結しており、両者は公開買付けに応募させる旨を合意している。

フジ・メディア・ホールディングスグループは、テレビCM収入が落ち込んでおり、新たな収入源の開拓を急いでいる。

同社の通信販売事業は、昭和46年にディノスの設立を通じて本格的に参入し、
平成19年11月にディノスの完全子会社化を実施するなど、
通信販売事業を放送事業以外の重要な事業と位置付け、その強化を行なってきた。

通信販売の市場全体の売上としては1990年代後半から成長を続けているものの、
セシールやディノスが得意とするカタログ通販に関しては、
インターネット通販、テレビ通販に押され、売上が頭打ちとなっている。

しかし、セシールが抱える約1500万人の顧客リストやアパレル通販のノウハウと、フジが持つテレビでの表現力をいかすことで、相乗効果が出せるとしている。

公開買付けが成功した際は、ディノスとセシールを合併させる意向。