TBSHD、平成21年3月期決算発表。放送事業は15億円の営業赤字。不動産事業で収益。

株式会社東京放送ホールディングスは、平成21年3月期の決算を発表した。
売上高は前期比18.1%増の3723億600万円、営業利益は前期比10.5%減の184億5700万円、経常利益は前期比13.5%減の199億7900万円、当期純利益は前期比91.3%減の16億5500万円となった。
同社は前期となる平成20年3月期において、営業利益18.6%減、経常利益11.9%減だったことから、2期連続の利益減となった。

放送事業は、広告主の広告出稿が著しく減少したことを受けて、前記比8.7%減の2332億7800万円で、15億700万円の営業赤字となった。
一方で、不動産事業の収入は「赤坂Bizタワー」などの賃貸事業が順調に推移し、172億4千5百万円で前連結会計年度に比べ4.5倍強の増収となり、営業利益は77億7千万円で前連結会計年度に比べ18倍強の増益となり、放送事業の赤字を埋める形になった。