イベント大手博展(ヘラクレス)、平成21年3月期決算発表。出展とりやめなど厳しい状況続く。

株式会社博展(ヘラクレス)は、平成21年3月期決算を発表した。
売上高は前期比6.4%増の35億6500万円、営業利益は前期比48%減の1億6600万円、経常利益は前期比46%減の1億5500万円、当期純利益は前期比53%減の7400万円となった。

同社の主力となる展示会市場、イベント市場においては、広告宣伝投資だけでなく、展示会への出展取りやめ等、底堅く推移していた販売促進投資にも減速感が見られるなど、企業の慎重な姿勢が鮮明になった。
こうした中、同社は従来からの展示会・販促関連イベントの企画から制作、実施に加え、顧客の企業広告や製品広告を目的にしたグラフィックデザインをはじめ映像制作、ブランド構築に関連したロゴデザイン、キャッチコピーの制作、ウェブデザイン、ブランド発信の為の企業ショールーム、アンテナショップなどの企画制作まで、事業領域を拡大。
平成20年4月1日付で営業部とクリエイティブ局を統合し、顧客との接点を更に強化するとともに、販売力を高めた結果、売上は微増したが、利益では前期比半減と厳しい決算となった。