廣済堂、福島印刷と業務提携 3年後に売上10億円を目指す

株式会社廣済堂と、福島印刷株式会社は、17日、デジタル印刷分野において、オフセット印刷に近い高品位な画質を実現する最新鋭デジタル印刷機を導入し、共同でダイレクトメールサービス(以下、「DM」)およびブックオンデマンドサービス(以下、「BOD」)を推進する業務提携契約を締結した。

本締結に基づき、廣済堂のさいたま工場内に最新鋭のロール式インクジェット印刷機を設置し、福島印刷の金沢工場を補完するサテライト工場として、来年2月から稼働を予定している。

今回の提携は、さいたま工場印刷施設の有効利用、出版印刷や商業印刷の営業領域の拡大や深化を目指す廣済堂と、金沢1拠点でデジタル印刷工場を稼働している福島印刷が、BCPリスクの解消と同時に首都圏の顧客へのサービスの拡大を目指す中で、両社の方向性が一致し実現した。これにより両社の提携は、業界に先駆けてコストとリスクを低減させ競争力強化が可能となる「シェアモデル・マネジメント」を開始する。

なお、本ビジネス開始における両社の売上高は、DMとBODを合計して3年後には10億円と予想している。