フジ・メディアHD、15年3月期第2Q決算 クオラスら広告事業が増収増益

株式会社フジ・メディア・ホールディングスは10月31日、2015年3月期第2四半期(2014年4月1日~2014年9月30日)の業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :3066億4100万円(前年同期比 0.2%減)
営業利益  :95億1800万円( 同 33.9%減)
経常利益  :173億3400万円( 同 11.1%増)
四半期純利益:121億6100万円( 同 96.3%増)

広告事業と都市開発事業は、増収だったが、放送事業、制作事業、映像音楽事業、生活情報事業、その他事業が減収となり、全体では前年同期比0.2%減、営業利益は前年同期比33.9%減益に落ち込んだ。
広告事業においては、クオラスは、テレビや新聞等の広告収入が好調で、増収増益。協同広告㈱は、雑誌・新聞の広告収入の落ち込みにより減収となったが、原価率改善や販管費削減により、今期は営業利益を確保した。広告事業全体の売上高は214億円と前年同期比4.6%の増収、セグメント利益は2億2,400万円と同25.8%の増益となった。

一方、経常利益は、伊藤忠・フジ・パートナーズ株式会社の持分法適用関連会社化による「負ののれんの発生益」の計上により、前年同期比11.1%増益とし、最終的に四半期純利益は、前年同期比96.3%増益となっている。