ディーエムエス、利益率の改善などにより増収増益 14年3Q決算発表

株式会社ディーエムエスは、平成26年3月期第3四半期決算を発表した。

<平成26年3月期第3四半期の連結業績>
(平成25年4月1日~平成25年12月31日)
売上高:132億1,500万円(前年同期比7.1%増)
営業利益:8億3,100万円(同 18.1%増)
経常利益:8億400万円(同 20.2%増)
四半期純利益:5億300万円(同 43.2%増)

新規顧客開拓を積極的に展開するとともに、宛名データ処理・出力やフィルムラッピングをはじめとしたメーリングサービス業務の内製化を推進した。また、「EC・通販出荷代行サービスの開発」や「マーケティングサービスの強化」、「ウェブ・モバイルマーケティングサービスの開発」といった新サービス開発に取り組んでおり、「マーケティングサービスの強化」では「顧客データ分析サービス」を、「ウェブ・モバイルマーケティングサービスの開発」では、「かざしてWeb」という自社アプリを開発し、提供を開始するなど、事業領域の拡大にも努めた。

セグメントの業績は、次のとおり。

<ダイレクトメール部門>
企画制作から情報処理、封入封緘を一括して手がけるトータルサービスと郵便やメール便のスケールメリットを活かした提案型営業を積極的に展開した結果、売上高は既存先からの受注増や新規先の獲得によって、119億2,100万円(同7.6%増)、セグメント利益は増収効果に加えてEC・通販出荷代行業務、封入業務などの稼働率向上による利益率の改善の結果、10億2,700万円(同12.1%増)となった。

<セールスプロモーション部門>
各種販促支援および企画制作業務の新規受注に努めた結果、売上高は8億3,200万円(同2.2%減)となりった。
セグメント利益はユーザー獲得プロモーションのキャンペーン業務などの貢献によって1億5,000万円(同5.8%増)となった。

<イベント部門>
販売促進・スポーツイベントなどの運営・警備業務に注力した結果、売上高は3億9,600万円(同15.7%増)、セグメント利益は700万円(35.2%減)となった。

<賃貸部門>
千代田小川町クロスタビル(東京都千代田区)等の売上高は前年同期とほぼ同額の4,400万円、セグメント利益は物件の減価償却費逓減効果により900万円(同92.8%増)となった。