電通、しゃべるキャラクターで、企業と生活者のコミュニケーションを円滑に 「ワンダーポート」開発
株式会社電通は、デジタルコンテンツ制作会社の株式会社 STARRYWORKSおよびインターネットサービス開発を手掛ける株式会社フェイスクリエイツとの共同で、企業と生活者や、生活者間のリアルタイム・コミュニケーションを、喋るキャラクターを用いて円滑にする仕組み「ワンダーポート」のプロトタイプを開発した。
「ワンダーポート」は、スマートフォン等のデバイス上やスクリーン画面上などに登場するキャラクター画像を、リアルタイムに遠隔操作することでキャラクターに喋らせるコミュニケーションサービスの仕組み。
通信・通話技術や音声変換技術を有効に活用することで、通信・通話先のデバイスやスクリーンに表示されるキャラクターの口が変換されたオリジナル音声と連動して動き、発話するという仕組みで、これまでになかった生活者とのリアルタイム・コミュニケーションを、キャラクターを用いて実現できる。
キャラクターには企業と生活者、あるいは生活者同士を円滑に結ぶコミュニケーターとしての効果が期待でき、「ワンダーポート」を企業が運営するさまざまなアプリケーションやサービスに組み込むことで、次のような案件で活用していくことが考えられる。
なお、使用するキャラクターは、企業が保有するキャラクターや、権利を有する事業社と連携した著名人・キャラクターの活用を想定している。
<「ワンダーポート」の活用例>
① インターネット電話サービス事業社のコミュニケーション・アプリに組み込み、
ユーザー間による新形態のコミュニケーションを実現。
② 屋外イベントなどで巨大なキャラクターをスクリーンに
プロジェクター投影し、来場者へのコミュニケーション施策として活用。
③ EC ショップ運営事業社が展開する各種サービスの付加価値向上
のためのキャラクター利用やコールセンターへの導入による顧客との
コミュニケーションの円滑化。
④ 商品自体がコミュニケーションの媒介となるような商品の開発(ぬいぐるみなど)