オズマピーアール、国立国語研究所と産学共同プロジェクト『オノマトペラボ』開始

株式会社オズマピーアールは10月18日、「オノマトペ」によりコミュニケーション課題の解決を探る共同プロジェクト『オノマトペラボ』を、国立国語研究所と発足したことを発表した。
「オノマトペ」とは、「ザーザー」「ふらふら」など、擬音語、擬声語、擬態語の総称だ。「ゲラゲラ」と「クスクス」のように、同じ“笑い”でもニュアンスの違いを直感的に共有できる性質を持っている。本プロジェクトはオノマトペのこうした性質に着目し、日本各地のオノマトペを収集・整理しながら、現代社会におけるコミュニケーションのさまざまな課題に向けた、新たな活用法やコンテンツなどを提案していくものだという。
総合アドバイザーとして、日本語オノマトペ研究者である明治大学の小野正弘教授が参画。研究テーマの内容に応じて、内外の研究者、学術団体、企業、メディアなどと連携し、より具体的なソリューション提供を目指していく方針だ。
取り組みの第一弾は、「メディカルオノマトペ」。医療現場におけるコミュニケーションをテーマにオノマトペが果たす機能についての可能性を探るものとなっている。なかでも多くの疾患で主訴となる「痛み」に着目し、疼痛患者4,505人を対象としたオノマトペ調査を行っているとのこと。


■リリース
http://ozma.co.jp/