AOI Pro.、売上増加も先行投資で減益に 事業拡大と人員増はかる 13年4~6月

株式会社AOI Pro.は、平成26年3月期第1四半期決算短信を発表した。

<平成26年3月期 第1四半期決算短信>
(平成25年4月1日~平成25年6月30日)
売上高:63億1900万円(前年同期比2.4%増)
営業利益:3億4300万円(同 25.4%減)
経常利益:3億4100万円(同 25.3%減)
当期純利益:1億200万円(同 45.8%減)

セグメント別の業績は、次のとおり。

【広告制作事業 】
広告需要も改善傾向にあることに加え、グループ全社を挙げた営業体制強化、中期経営計画に基づくデジタル部門の強化やアジアを中心とするグローバル展開等新たな取組みとの相乗効果等により、当第1四半期連結累計期間の売上高は59億6,400万円(前年同四半期比103.0%)となった。
一方、セグメント利益は、前連結会計年度に上昇した当社の制作原価率は低下傾向にあるものの、前年同四半期比では事業規模拡大に対応した人員増や新たな取組みに伴う先行的費用等の支出増もあり、4億1,100万円(前年同四半期比81.0%)となった。

【写真スタジオ事業】
平成22年6月、同社グループがこれまで培ってきた映像制作ノウハウを広く一般消費者にも体験させることで同社グループのブランド認知度向上を図るため、当社連結子会社の㈱ホリーホックにて、コンシューマー向け写真館運営事業及び全国の写真館に対する販売促進支援を行う「写真スタジオ事業」を開始することを決定し、平成22年9月、東京ミッドタウンに「写真スタジオhollyhock」第一号店を、平成24年5月には自由が丘に第二号店をオープンさせた。当第1四半期連結累計期間の売上高は1,400万円(前年同四半期
比 82.4%)、セグメント損失は900万円(前年同四半期は、セグメント損失800万円)となりましたが、売上高の減少はBtoB事業である写真館に対する販売促進支援事業の売上減少によるもので、BtoC事業である店舗売上は増加傾向にあり、9月から12月にかけての七五三記念撮影需要等を確実に取り込んでいくことで、売上の増強を図る。

【メディア関連事業】
平成 23年4月1日、ゴルフに係る出版・広告・オンライン事業を行う株式会社パーゴルフ(現 株式会社Pargolf & Company)を子会社化し、当社グループとしては初の「メディア」となる。広告売上は堅調に推移しているものの、ムック本等書籍の売上の減少、オンライン事業立上げに係る先行投資もあり、当第1四半期連結累計期間の売上高は3億4,000万円(前年同四半期比94.0%)、セグメント損失は6,000万円(前年同四半期は、セグメント損失4,200万円)となった。6月には、新オンラインサービス「ParOn.」をスタートさせ、ゴルフ場予約サイトを運営する楽天株式会社と業務提携を行うとともに、「週
刊パーゴルフ」を「Weekly Pargolf」として全面刷新し、雑誌メディアとオンラインメディアを連動させた新たな情報プラットフォームを構築。今後も「Weekly Pargolf」の持つ
ブランド力と編集力に、当社グループが持つデジタル映像制作技術、エンタテイメントコンテンツ制作ノウハウと創造力を加えた、ゴルフ総合サービスを提供していく。