マクロミル、国内ネットリサーチの四半期売上が過去最高に 13年1~3月期

株式会社マクロミルは、平成25年6月期第3四半期決算を発表した。

<平成25年6月期第3四半期の連結業績>
(平成24年7月1日~平成25年3月31日)
売上高:130億2,300万円(前年同期比21.5%増)
営業利益:30億6,500万円(同 13.9%増)
経常利益:31億6.200万円(同 23.6%増)
四半期純利益:19億6,400万円(同 43.9%増)

売上高の大半を占める国内ネットリサーチ事業は、ほぼすべての業種において好調に売上が推移した結果、当第3四半期中の1~3月は過去最高の四半期売上(46億6,000万円)を達成した。自動調査だけにとどまらず、実査に付随したオプションサービスや定性調査、海外調査の実施など様々な需要が拡大しており、顧客の総合的マーケティングリサーチニーズの高まりが顕著なものとなった。

また、海外展開においては、韓国のMACROMILL EMBRAIN CO., LTD.を中心に
堅調に業績を伸ばしており、MACROMILL China, INC.においても中国市場の動向を引き続き見極めながら着実にビジネスチャンスを窺いつつ成長している。
新規事業展開としては、プロモーション領域において、スマートフォン向けお店プロモーションアプリ「ミセコレ」を平成25年4月にリリース。さらに、本格的に検討を進めていた「DIYリサーチ」サービスの開発が、今秋のサービスインへ向けて順調に進んでいる。

事業のサービス別の売上高については、以下のとおり。

<自動調査サービス>
ほぼすべての一般事業会社においてリサーチ需要が底堅く推移したことから、売上高合計は62億3,000万円(前年同四半期比8.7%増)となった。

<集計サービス>
実査から集計・分析まで一貫して行うニーズが増加傾向にある中、組織連携の強化による運用効率の底上げが奏功し、売上高合計は7億3,300万円(同11.8%増)となった。

<分析サービス>
幅広い業種の顧客より受注が好調に推移し、売上高合計は12億2,100万円(同16.8%増)となった。

<定性調査サービス(グループインタビュー等)>
体制の見直しや蓄積されたノウハウの有効活用が奏功し、業種としてはサービスや食料品からの受注が好調に推移したことにより、売上高合計は10億3,500万円(同14.4%増)となった。

<カスタマイズリサーチサービス>
特殊な手法や独自の設計を必要とする調査について需要はあるものの、AIRsの機能拡張により自動調査で対応可能な調査範囲が広がっていることやリサーチニーズの多様化の影響によって、売上高合計は9億9,500万円(同5.7%減)にとどまった。

<グローバルリサーチサービス>
海外調査窓口数が増加傾向にあり、新規顧客の海外調査実施についても需要が増えたことから、売上高合計は5億800万円(同27.0%増)となった。

<QPRサービス>
顧客開拓を行いながらデータ品質向上やシステムの整備を推進し、スピーディーに提供価値を高めていったことから、売上高合計は7億4,500万円(同30.1%増)となった。

<海外事業>
中国においては収益が四半期黒字化を達成、韓国においてはエムブレインの営業力・提案力の向上や費用構造の改善など体制整備が着々と推進されており、売上高合計は12億8,700万円(同2,438.7%増)となった。

<その他サービス>
営業リソースを、自動調査や定性調査等のサービス販売へ優先的に投下してきたこともあり、売上高合計は2億6,400万円(同11.7%減)となった。