ニューヨークタイムズ、本社ビルを一部売却。広告収入落ち込みで10億ドル以上の負債。

 米国の新聞社ニューヨークタイムズは、債務返済のために本社ビルを売却すると発表した。

売却額は2億2500万ドルで投資会社の米W.P. Carey & Co.と合意したとしている。
15年間の賃貸契約を結ぶが、同社は10年以内に2億5000万ドルで売却したビルの一部を買い戻す権利を持つ契約。

米新聞業界は広告収入の落ち込みが激しく、紙媒体からの撤退や、週刊化などが進んでいる。
同社記事によればニューヨークタイムズも、10億ドルを超える債務を抱えており、今回の本社ビル売却で得た利益を債務返済に充てる。