TYO、25年1Q決算 純利益が黒字回復

株式会社ティー・ワイ・オーは、平成25年7月期第1四半期決算を発表した。

<平成25年7月期第1四半期の連結業績>
(平成24年8月1日~平成24年10月31日)
売上高:51億1,100万円(前年同期比4.8%減)
営業利益:2億6,700万円(同 14.7%増)
経常利益:2億3,000万円(前年同期は4,100万円の損失)
四半期純利益:1億8,900万円(同 7,400万円の損失)

案件受注は堅調に推移したが、海外子会社の連結除外の影響を受けて、売上高は前年同四半期比で減少した。営業利益については、不採算海外子会社を連結除外したことおよびグループ全体で収益管理の徹底に努めたことにより、前年同四半期比で増加した。

セグメント別の概況は次のとおり。

<TV-CM事業>
企画・制作機能の一層の充実と、TV-CM制作業界の大手1社であることの優位性を活かした積極的な営業展開により、全体として堅調に推移したものの、震災後の復興需要が一巡したこと、及び既存の大型得意先からの受注が減少したこと等により、前年同四半期比で減収減益となった。
以上の結果、当事業は売上高35億9,100万円(前年同四半期比8.6%減)、営業利益6億1,600万円(前年同四半期比9.5%減)となった。なお、販売費及び一般管理費には、M&Aによるのれん償却額900万円が含まれている。

<マーケティング・コミュニケーション事業>
2012年9月、瑞思華広告(上海)有限公司(Great Works China Co., Ltd.)の出資持分、及びグレートワークス株式会社の保有株式を譲渡したことによる連結除外に伴い、売上高は前年同四半期比で減少した。また、一部案件の作業の長期化及び人材に対する先行投資の実施により、営業損失を計上している。
以上の結果、当事業は売上高10億7,900万円(前年同四半期比8.7%減)、営業損失5,600万円(前年同四半期は、3,000万円の営業損失)となった。なお、販売費及び一般管理費には、M&Aによるのれん償却額1,600万円が含まれている。