トランスコスモス、インドネシアでコールセンター事業の合弁会社設立
トランスコスモス株式会社は、インドネシアの大手財閥サリム・グループのIT企業であるPT Cyberindo Aditama(ピーティーサイバーインドアディタマ、本社:インドネシア ジャカルタ、President/CEO ダニ・スマルソノDani Sumarsono、以下、CBN)と、インドネシアにおいてコールセンター事業を行う合弁会社設立に関して基本合意し、11月22日、調印式を行った。2013年5月にトランスコスモス・インドネシア株式会社(英語表記:PT Transcosmos Indonesia)を設立する予定。
サリム・グループは、First Pacific Company Ltd(ファーストパシフィック社)、PT Indofood Sukses Makmur Tbk(インドフード社)、Indofood Agri Resources Ltd(インドフードアグリリソース社)、PT Indomobil Sukses International Tbk(インドモービル社)ほか、インドネシア国内に多数の上場企業をもち、また、シンガポールやフィリピンでも多岐に渡る事業を展開。CBNは、サリム・グループのIT系中核企業で、インドネシア国内向けにISP(Internet Service Provider)事業を展開している。
トランスコスモスは1988年のアメリカ進出を皮切りに、提供するサービスの海外展開に取り組んできた。現地向けのコールセンターサービスでは、2000年に韓国、2006年に中国に進出、近年では欧米地域へと事業を拡大。今後、さらに拡大するアジア市場への展開が企業の成長において重要となり、特にASEANでお客様企業からのニーズの広がりが予想されることから、現地向けコールセンターをインドネシアに立ち上げることとした。
今回の合弁会社設立の基本合意にあたり、サリム・グループ エグゼクティブ・ディレクター ベニー・サントソ Benny Santoso氏が以下のコメント発表。
「インドネシアには、経済成長と消費力をもった若い人々がいます。そしてこれから20年の間に、世界で7番目の経済大国になっていきます。インドネシアの高度経済成長とともに、高いサービス品質の要求も、急速に高まっていきます。これらのことは、CBNとトランスコスモスがインドネシアにおいてコールセンター事業を行う合弁会社に大きなビジネスチャンスをもたらすことでしょう。
トランスコスモスは先進国でのコールセンター事業について、長年の豊富な経験とノウハウをもっていると信じています。私たちサリム・グループは、今回の事業にトランスコスモスをパートナーとして迎えることを大変喜ばしく思います。」
【合弁会社の概要】
名称:トランスコスモス・インドネシア株式会社
英語表記:PT Transcosmos Indonesia
所在地:インドネシア共和国 ジャカルタ中心部
設立年月日:2013年5月(予定)
出資比率:トランスコスモス 50%、CBN 50%
席数:500席
事業内容:コールセンター事業
対応言語:インドネシア語