ニールセン、スマホ・メディア利用実態調査 よく利用するサイトにFacebookが初のTOP10 入り

ニールセン株式会社は、スマートフォン・メディア利用実態調査レポート(2012 年 6月版)より、スマートフォン利用動向のトピックスをまとめたものを発表した。

それによると、「よく利用するウェブサイト:トップ 30」では、前回調査時と比較し Facebook(今回:10 位、前回:12 位)が初のTOP10 入りしたほか、LINEの利用率が上昇し、前回24位から14位まで大幅に順位をあげた。

同ランキングでスマートフォンでの利用方法の内訳を見ると、Facebookはアプリからの利用が 87%とアプリとの相性が良いことがわかった。また、Twitter も同様の傾向でアプリ利用率が 88%と Facebook と同様の結果となった。

 

スマートフォンを初めて利用した時期(性別) では、調査の度に女性利用者の割合が増加傾向であったものの、最近 6 ヶ月以内の利用開始者の割合では、今回の調査で初めて女性が男性を上回った。

同社シニアアナリストの中村義哉氏は「20 代女性のスマートフォンからのオンラインショッピング利用率も増加傾向にあり、今後注目すべきセグメントといえる。また、LINEの利用率の大幅な増加も注目すべき点。通話、メールという従来型のコミュニケーションに焦点を絞り、スマートフォンでの利用を前提として作られたサービスにも関わらず、多くの利用者を獲得してきた。今後は生活者がスマートフォンを利用するシーンの一部を切り取り、それをサポートするサービスを展開することが、より重要になってくる」と述べた。