電通と電通テック、新プロモサービス「Social_Box」を開発　リアル×ソーシャルで認知・参加性を向上

株式会社電通と株式会社電通テックは7月5日、「リアル×ソーシャル」の連携を図る新しいプロモーションサービス「Social_Box」を共同開発したことを発表した。同日よりサービス提供を開始する。
「Social_Box」はイベントや店頭などプロモーション現場における生活者の体験を、Facebook、Twitterなどのソーシャルメディアを通して拡散することで、認知を促進していく仕組みのサービス。リアルタイムにシェアされることにより、目の前のプロモーション自体に変化を生じさせ、結果として参加者に特別な体験を与え、参加性の向上を狙うという内容だ。
「Social_Box」は、ソーシャルメディアや外部デバイスとの連携機能がモジュール化されており、企画内容に応じて各モジュールを組み合わせることも可能。
5月26・27日に岩手県盛岡市で開催された「東北六魂祭2012」の学生企画【巨大モザイクアート制作イベント「入魂SOULCIAL ART」】に技術提供を実施。具体的には参加者が会場で撮影した写真をSNSで拡散すると同時に、シールとして出力、また並行してSNSで募集したアイコンもシール出力し、リアルとソーシャルの双方で集まった計14,850枚のシールを、会場に設置されたモザイクアートの1コマとして活用した。参加者のアクションはSNSで展開され、1人のイベント参加に対して平均20人へのリーチ（認知獲得）と、8人のパーティシパント（参加＝いいねやリツイートなどによる拡散）を獲得したとのこと。
なお、「Social_Box」の提供開始と同時に、O2O（Online to Offline）領域での新規サービス開発を目的としたチーム「_（アンダーバー）」も発足。電通グループ内横断のバーチャル組織として、新規サービス開発を行う予定だ。