ウイルコホールディングス、第2四半期決算は四半期純利益マイナス1億5,200万円

株式会社ウイルコホールディングスは、平成24年10月期第2四半期決算を発表した。

<平成24年10月期第2四半期の連結業績>
(平成23年11月1日~平成24年4月30日)
売上高:102億6,300万円(前年同期比2.4%増)
営業利益:▲2億1,100万円(前年同期は1,100万円の利益)
経常利益:▲1億9,900万円(同、6,700万円の利益)
四半期純利益:▲1億5,200万円(同、5億6,600万円)

情報・印刷事業においては、新規取引先の獲得と既存取引先の取引強化に努めた結果、売上高は前年同期と比べ大幅な増収となった。また、業務の効率化とコストダウンに注力したが、原材料のアップもあり、営業損益は利益の計上はできたものの、前年比では減少した。
一方、ダイレクト・マーケティング事業における当第2四半期連結累計期間の売上高は43億2,757万3,000円(前年同期比11.7%減)。美容健康飲料分野については、市場をインターネットに限定した「ファスティープラセンタ100,000」を新たに投入した効果もあり、堅調に推移した。ヘアケア分野においては、プラセンタの配合濃度を高めた白髪染め「キラキュアプラセンタ」の売上が、折込チラシを中心とした広告宣伝活動の再開により好調に推移した。一方、不採算コールセンターの閉鎖などによる架電件数減により、アウトバウンドの売上高は21億8,144万9,000円(前期同期比16.4%減)だった。また、定期ダイレクトメールによる売上高も予算を下回った。

セグメントの業績は次のとおり。

<情報・印刷事業>
外部顧客向け売上高は、前期に続き営業強化による新規取引先の獲得と既存取引先との取引強化ならびに同業者取引の深耕に注力した結果、59億3,619万8,000円(前年同期比15.9%増)と大幅に伸ばすことができた。
一方、内部売上高(ダイレクト・マーケティング事業向け広告宣伝用チラシ等)は、ダイレクト・マーケティング事業部門において、広告費用の効率化と見直しが行われ、チラシ量の使用量が減少したため、5億9,363万2,000円(前年同期比26.4%減)と大幅に減少したが、外部顧客向け売上高を含む売上高合計は65億2,983万円(前年同期比10.1%増)と増収となった。
また、営業利益は、業務の効率化の推進、中でも内製化による外注費の削減等の推進により、コスト削減の効果は着実に上がったが、一方で、販売管理費等の一時的なコスト増要因もあり、767万4,000円(前年同期比83.8%減)と前年同期に比べ大幅な減益となった。

<ダイレクト・マーケティング事業>
内部売上高を含む売上高合計は43億2,757万3,000円(前年同期比11.7%減)だった。美容健康飲料においては、プラセンタの配合量を増やした「EGプラセンタプレミアム35000」が堅調に推移した。また3月から新たに投入したプラセンエキスと植物酵素配合の体型維持のための美容飲料「ファスティープラセンタ100,000」も売上に貢献した。さらに、インターネット通信販売市場における販売促進を積極的に実施した結果、売上は8億7,903万円(前年同期比14.1%増)と好調に推移した。当第2四半期連結会計期間には、新聞・折込広告等の従来型の広告媒体とWEB広告等のインターネットを活用した広告媒体のメディアミックスを図ることを軸に、戦略的な広告宣伝活動を行った。あわせて、TVCM、インフォマーシャルプロモーションとコールセンターによるアウトバウンドを活用したまとめ購入および定期購入促進キャンペーンを展開した。しかしながら、不採算コールセンターの閉鎖によるテレマーケティングスタッフの一時的不足などから、アウトバウンドによる売上高は21億8,144万9,000円(前年同期比16.4%減)となった。しかし、前期に続き人件費等経費削減を一層進めたこと及び広告媒体の費用対効果のさらなる効率化を図った結果、営業利益は4,982万6,000円(前年同期比73.8%減)となった。