サニーサイドアップ、平成24年6月期第3四半期決算 売上高前年同期比34.6%増の76億100万円 純利益も97.3%増

株式会社サニーサイドアップは、平成24年6月期第3四半期決算を発表した。

<平成24年6月期第3四半期の連結業績>
(平成23年7月1日~平成24年3月31日)
売上高:76億100万円(前年同期比34.6%増)
営業利益:3億5,000万円(同 49.5%増)
経常利益:3億7,200万円(同 52.2%増)
四半期純利益:2億6,300万円(同 97.3%増)

新たな経営ビジョンとして中期経営計画で掲げた「創造型PR商社」への事業構造転換に向け、既存事業だけでなく新規プロジェクトの開発にも積極的に取り組んでいる。特に当第3四半期連結累計期間においては、今夏に開催予定のロンドン五輪を好機と捉え、創業来スポーツビジネスに取り組んできた同社ならではのサービスをクライアントに提供すべく積極的に営業活動を行った結果、すでに五輪に向けた大型案件を数件進行させている。
創造型の新規ビジネス領域では、「bills事業」においてはレストラン「bills表参道」の4月18日オープンに向けたPR活動が既存店舗の来客を促進するなどして、計画以上に業績が推移。さらに、東京スカイツリータウン5月22日開業に合わせて同施設の商業施設「東京ソラマチ」内で実施する新事業「レンタルサイクルカフェ事業」の準備を遂行。さらにはスポーツビジネス研修の開発・実施、母親をターゲットとした新規ウェブサービス「ママゴト」は順調にセールスが進むなど、新たな収益モデル開発に向けた活動を展開している。
既存の受託型ビジネスにおいては、厳しい市場環境にありながらも、基幹事業であるコミュニケーション事業のさらなる強化を行い、ワンストップによるコミュニケーションサービスの提供、また、スポット案件のニーズを的確に捉えた企画・実施に努めている。

セグメントの業績は次のとおり。

<コミュニケーション事業>
コミュニケーションサービスのワンストップ提供をすべく、ソリューションの全社共有化を行うなど組織連携を強化し、PR、SP、イベント制作、ネットプロモーションの統合提案を実施。併せて、短・中期集中型のクライアントニーズに応えて新規クライアントのスポット案件を期首計画以上に獲得。さらには大手コンビニチェーンの大型店頭販促を受注。また、企業とママとのコミュニケーションを実現するウェブサービス「ママゴト」のセールスも順調に推移している。
その結果、売上高は15億5,800万円(前年同期比31.4%増)となった。

<スポーツ事業>
従来の「アスリートマネジメント」領域の収益柱である肖像権契約が順調に推移したことに加え、現在注力している「スポーツプロモーション」領域である大型スポーツイベントのPR・プロモーションやアメリカでのスポーツビジネス研修、また、サッカー日本女子代表選手をはじめとするキャスティングを継続的に実施している。さらに、今夏開催されるロンドン五輪に向けては、当社のスポーツ事業に関するノウハウを活かして営業活動を強化しており、すでに五輪に関連する企業のプロモーションを堅調に受注している。
その結果、売上高は10億7,000万円(前年同期比45.2%増)となった。

<開発事業>
売上高は5,400万円(前年同期比70.7%減)となった。

<SP・MD事業>
大手広告代理店への営業深耕の結果として、テレビCMで頻繁にオンエアされ人気を博しているプレミアムアイテムの大型受注製作が順調に推移した。また、WIST INTERNATIONAL LIMITEDグループにおいてはグループ外部への営業強化が結実しており、大手玩具メーカーからのOEM受託等は引き続き堅調。
その結果、売上高は38億9,300万円(前年同期比31.4%増)となった。

<bills事業>
継続的に店舗PR、ブランディングを推進。国内4店舗目となる表参道店舗オープンに向けたPR活動が新店舗オープンの期待感醸成とともに既存店舗の来客促進に貢献するなど、当初計画以上の売上で推移している。
その結果、売上高は10億2,200万円(前年同期比90.4%増)となった。