博報堂DYHD、2012年3月期決算 純利益89.1%増の大幅躍進 4マスメディア取引合計で前年上回る

株式会社博報堂DYホールディングスは5月11日、2012年3月期(2011年4月1日~2012年3月31日)の決算を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :9783億2100万円(前年同期比 4.5%増)
営業利益  :198億1600万円( 同 38.9%増)
経常利益  :219億4500万円( 同 28.3%増)
当期純利益 :86億0400万円( 同 89.1%増)

「インターネット」「マーケティング/プロモーション」「グローバル」の3つの領域を重点戦略領域と定め、積極的な事業展開を継続、売上高を増加させた。4マスメディアでは第2四半期以降テレビスポット出稿が好調に推移して前年を上回り、雑誌、ラジオの出稿は減少したものの4マスメディア取引合計では前年を上回る結果となったとのこと。4マスメディア以外は、新規子会社の寄与等でインターネットメディアが大きく伸びたことに加え、その他の種目も全般的に回復基調が鮮明となり、4マスメディア以外取引合計は前年を上回った。得意先業種別では、売上構成比が高い「自動車・関連品」「飲料・嗜好品」や「不動産・住宅設備」等で業績を伸ばした。
当初予想(2月7日発表)では、売上高9720億円、営業利益180億円、経常利益200億円、当期純利益56億円だったが、いずれも予想を上回る結果となった。