共同PR、当期純損益4千2百万円の損失。赤字体質からの脱却を目指すが中国、韓国で苦戦。

共同ピーアール株式会社は、平成20年12月期の決算短信を発表した。

売上高は前期比7.4%増の48億4千5百万円、営業利益は前期比82.1%減の3千5百万円、経常利益は84.9%減の3千万円、当期純損益は4千2百万円の損失となった。

広告主の広告宣伝費見直しに伴い、PR手法が徐々に浸透しつつあるが、経営環境の悪化から広告宣伝費を削減する企業が多く、厳しい状況にある。
こうした中同社は、展示会ブース設営の他、農林水産省などの行政機関や地方自治体へのPR手法の提案活動を進めた。

一方で、中国、韓国、欧州など海外でもPR事業を強化。
中国では共同拓信公関顧問(上海)有限公司を設立、韓国では平成20年7月に韓国共同PR株式会社を設立した。
しかしながら、中国、韓国の業績が当初の計画通りに進展しなかった上、為替差損の影響により、大幅な減益となった。