オールアバウト、情報誌事業の撤退や本社移転の影響で第3四半期は7,600万円の純損失

株式会社オールアバウトは、平成24年3月期第3四半期決算を発表した。

<平成24年3月期第3四半期の連結業績>
(平成23年4月1日~平成23年12月31日)
売上高:20億5,400万円
営業利益:1,600万円
経常利益:1,900万円
四半期純利益:▲7,600万円

なお、第1四半期連結累計期間より四半期連結財務諸表を作成しているため、前年同四半期との比較分析は行っていない。

運営するインターネット総合情報サイト「All About」の改変によるメディアの利用価値および集客力の強化に取り組むとともに、新たな収益力強化のためにメディアサービスを展開する他社との業務提携や新規サービスの開発などを進めた。また、重点領域である金融領域において、インターネットだけでない読者接点を獲得するため、2007年4月より金融情報誌「あるじゃん」を発行したが、近年、雑誌市場は継続的な縮小をみせており、今後、大きな成長が見込めないとの判断にいたるとともに、情報誌事業から成長領域であるインターネットでの情報展開に経営資源を重点的に投下する必要があるとの判断にいたったため、情報誌事業としての「あるじゃん」を休止し、インターネット版「あるじゃん」を中心とした事業展開を行っていく決定をした。本社移転に伴う減損損失およびメディアビジネス関連のソフトウエアの固定資産除却損、金融情報誌事業撤退に関連する事業撤退損を計上したことなどにより、四半期純損失は7,600万円となっている。