博報堂DYホールディングス、1月発表の通期業績予想をさらに下方修正。四半期純利益は5百万円で赤字を逃れる。

株式会社博報堂DYホールディングスは平成21年3月期の通期連結業績予想の修正を発表した。

売上高は前回予想より378億円減の1兆430億円、営業利益は前回予想より30億円減の135億円、経常利益は前回予想より28億円減の159億円、当期純利益は前回予想より19億円減の23億円。

同社は、日経広告研究所の予測によれば世界的な景気の悪化による2008年度の国内広告費は、昨年12月に発表された予測値の前年度比-8.2%から、-9.7%へもう一段の悪化を見込むため、業績がさらに厳しくなると予測。
通期業績見落としの修正となった。

同社は平成21年3月期第3四半期の連結業績も発表。
売上高、営業利益、経常利益とも前年同期より大幅に下げ、四半期純利益は5百万円と、かろうじて赤字を逃れる結果となった。
主力の広告y号では、非マスメディア取引(その他広告)が前年同期比で増加する一方で、マスメディア取引(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌)で前年同期を下回った。