博報堂 生活総研調べ「生活満足指数」、東北地方が回復傾向見せる
株式会社博報堂の生活総研は12月22日、直近3か月の「生活満足指数」(2011年11月まで)について調べた結果を発表した。
「生活満足指数」は、3か月に1度の調査が行われており、今回の調査は、8月上旬~11月上旬時点に行われたもの。全国の一般生活者6,000名に対し、「日常生活全般に対する満足度が最高に高まった状態を100点とすると、あなたのこれまでの3か月間の生活満足度は何点ぐらいだと思いますか?」と質問した結果となっている。それによると、「これまでの3か月間の生活満足指数」は全国平均で61.1点で、前回(8月上旬)と同じとなった。
地域別の指数では、最も指数が高かったのは近畿で61.8点、次いで九州・沖縄61.7点、北海道61.4点となった。最下位は東海の60.2点だった。前回よりアップしたのが4地域、ダウンしたのは6地域。今回初めて全地域で60点を超えた。また、地域差をみると、トップと最下位の差が1.6点と過去2回(5月8.5点、8月5.3点)より大幅に縮小した。東北の生活満足指数は、8月、11月と2回連続でアップした。
男性の生活満足指数は前回(8月上旬)調査より0.5点減少し58.0点、女性は0.5点増加し64.3点となり、調査開始から男性は最低、女性は最高になった。この結果、男女差は6.3点となり、前回(5.3点)よりさらに拡がり、女性の満足度の高さが目立った。
年代別にみると40代は男女ともに低く、5月、8月と同じ傾向。女性では30代と50代が指数を伸ばし過去2回の調査と比較して最高、特に、50代は66.6点と調査開始以来、男女年代別で最も高い指数となった。