大広、女性10,800人×300項目調査データを活用したマーケティングサポートツールを開発

株式会社大広は12月1日、東京圏在住の25~54才の女性 10,800人を対象に300項目の大規模調査を行った結果の一部を公表するとともに、これを活用したマーケティングサポートツールを開発したことを発表した。
この調査は、2004年より学習院大学経済学部消費者行動研究室、株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントと産学協同で進めている、「女性のライフコース研究」の一環。この調査では、「収入・資産状況」「費目ごとの月間支出金額」「チャネルやサービスの利用状況」などの消費実態のほか、「食品に対する意識」「化粧品に対する意識」などの意識項目も多数収集されている。
この調査データを利用することで、例えば「学校卒業後、ずっと働き続けるシングル女性が求める化粧品は?」「DINKSを5年以上継続している女性が求める加工食品は?」「結婚を期に退職し、10年以上働いていない専業主婦が求める、家事サービスは?」といった、個人のライフイベントを組み込んだライフコース視点での顧客ニーズの探索などが可能とのこと。現在の「未既婚」や「子供の有無」だけでなく、各個人の過去のライフイ
ベント経験を組み込んだ分析が可能で、例えば「現45~49才世代で40歳までは独身働いていて、現在は子供がいて仕事を辞めた主婦」という対象者を抽出し、その現在の消費性向を分析することも可能。
大広は、この大規模調査をクライアントニーズによってデータを抽出・分析し、マーケティングサポートツールとして活用していく予定だとしている。