博報堂が発表、11月からの「消費意欲指数」、58.6点で前回調査より2点増加

株式会社博報堂は11月25日に、11月から3か月間の「消費者意欲指数」を発表した。
「消費意欲指数」は、全国の一般生活者(6000名)に対し「消費意欲(モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点とすると、11月上旬~来年2月上旬のあなたの消費意欲は何点ぐらいでしょうか?」と質問した結果数値。8月上旬に調査された「これから3か月間の消費者意欲指数」は全国平均で56.6点だった。
今回の調査(第3回)では全国平均で58.6点となり、前回より2.0点増加した。甲信越と四国を除く8地域で、調査開始以来もっとも高い指数となった。消費意欲指数が過去2回と比べて最高となった理由としては、ボーナス支給やクリスマス、正月など年末年始のさまざまなイベントなど、季節的な要因が大きいとみられる。地域別でもっとも高かったのは東北で59.7点。前回より3.2点増え、調査開始の5月時点からも4.3点増と他地域に比べ大きく伸びた。一方、関東、近畿など大都市圏では、欧州の経済不安や円高、株安などで景気の先行き不透明感が拭えないため消費を抑制するという人が、前回に続き多くなった。
男女別の消費意欲指数は、男性が54.9点、女性が62.4点でともに前回より増加。今年5月に調査を始めて以来最高となった。男女差は過去2回の調査より拡大し、特に女性の20代、30代は毎回60点を超え、女性50代も今回初めて60点台となった。