ADK調査、平均的な日本人像は? 06年調査に比べ日本人が自信を無くしつつあることが浮き彫りに

株式会社アサツーディ・ケイ(以下、ADK)では、平均的日本人像の認識のために、日本人のライフサイクルやお金、自分・家族の評価、人付き合い、余暇・旅行、カラダなど多くの視点で、全国一万人を対象に「ADK日本人の平均調査」を実施した。

この調査は2006年11月(5年前)にも実施しており、時系列変化が把握可能。また、リーマンショック、東日本大震災等を経て、5年の間で平均的日本人像がどのように変わったかという視点でみることもできる。

「人生のピーク」の平均は、39歳で、5年前(35歳)と比べて4歳上昇している。男性は41歳、女性は37歳という結果となっており、「オジサン」の定義は39歳であるため、「男の人生のピークはオジサンになってから」という結果となった。
「元気度(自己評価100点満点)」は、60代の平均が63点と最も高く、20代50点が最も低い。その他の年代は、30代53点、40代52点、50代56点。「チャレンジ精神(自己評価100点満点)」も60代の平均点が64点で最も高い。
「日帰りで遊びに行く限界距離」は、20代で69km、30代86km、40代85km、50代90km、60代91km。遠出の定義は20代で40km、30代で51km、40代で48km、50代で57km、60代で60kmとなっており、20代若者は近場で回遊し、年配層は若者より活動範囲が広いことがわかった。「買い物の失敗で諦められる金額」は、5年前の8,256円から今回の調査は4,084円と半減以下となっている。

その他、5年前の調査と比較すると、以下のように日本人が自信を無くしつつあり、リーマンショックや東日本大震災などを経て疲弊していることがわかった。

「自分自身に値段をつけるとしたら」
 1億8千万円(06年)→1億2千万円(今回)へ およそ2/3に。
「仕事力(自己評価100点満点)」
 66点(06年)→63点(今回)
「経済力(自己評価100点満点)」
 48点(06年)→45点(今回)
「自分の性格(自己評価100点満点) 」
 59点(06年)→57点(今回)
「自分のルックス・容姿(自己評価100点満点)」
 52点(06年)→50点(今回)
「これまでの人生」
 62点(06年)→60点(今回)

また、友達の平均人数は10人(06年)から15人(今回)に増加し、その内リアルの友人は10人で、ネットのみの友人は4人という結果となった。