ADK、第3Q決算発表 売上は前年並みも、黒字回復し四半期純利益13億1,600万円に
株式会社アサツー・ディ・ケイは、平成23年12月期第3四半期決算を発表した。
<平成23年12月期第3四半期の連結業績>
(平成23年1月1日~平成23年9月30日)
売上高:2,499億9,400万円(前年同期比0.4%増)
営業利益:21億600万円(前年同期は15億2,800万円の損益)
経常利益:33億9,700万円(同 4,200万円の損益)
四半期純利益:13億1,600万円(同 20億1,900万円の損益)
広告主のコミュニケーション投資効果(ROI)の最大化を重視したコミュニケーション・プログラムを提供するとともに、新興国・中国市場やコンテンツ事業においても積極的なビジネスを展開した。売上面ではほぼ前年並みの実績だったが、利益面では昨年より取り組んできた売上原価の厳格な管理、販売費および一般管理費の節減によって、前年同期に比べて一定の回復を果たした。
売上総利益は331億4,600万円(前年同期比11.1%増)。
経常利益には、受取配当金8億2,600万円や持分法による投資利益1億8,000万円などが計上されている。
主要事業である広告業セグメントの外部顧客への売上高は2,454億2,300万円、セグメント利益は24億2,700万円。売上高については、国内子会社、海外子会社は増収だったが、単体では僅かながら減収となった。利益面では、単体、国内子会社、海外子会社とも増益。
グループの中核である単体の売上高は2,191億1,200万円(前年同期比0.8%減)、収益性向上に注力した結果、売上総利益は246億7,900万円(前年同期比11.5%増)、販売費および一般管理費の圧縮を継続した結果、営業利益は11億9,600万円(前年同期は22億5,800万円の損失)となった。
業種別売上では飲料・嗜好品、薬品・医療用品などの業種の広告主からの出稿が増加しましたが、流通・小売業、交通・レジャー、食品などの業種の広告主からの出稿が減少した。
区分別売上ではテレビ広告、ラジオ広告、制作その他が伸長し、他の区分では前年同期に比べ減収となった。