トランス・コスモスの第2四半期決算、デジタルマーケなど中心に堅調推移 営業、経常利益共に増

トランス・コスモス株式会社は、平成24年3月期第2四半期決算を発表した。

<平成24年3月期第2四半期の連結業績>
(平成23年4月1日~平成23年9月30日)
売上高:790億3,000万円(前年同期比6.3%増)
営業利益:41億4,300万円(同 70.8%増)
経常利益:40億7,000万円(同 64.1%増)
四半期純利益:23億6,300万円(同 6.4%減)

国内では、企業の業務効率化を支援するビジネスプロセスアウトソーシングサービスや、需要の高いデジタルマーケティングサービスなどを中心に受注は堅調に推移。海外では、アジア市場を中心とした強固なサービス体制基盤と日本品質を担保したサービス力を武器に、日系企業だけでなく、アジア現地企業、欧米企業などにもサービス提供を積極展開した。
なお、四半期純利益に関しては、前年同期に計上していた投資有価証券売却益などの減少や税金費用の増加により、減益となっている。

セグメント別の業績は次のとおり。

■単体サービス
アウトソーシング事業などについては、ITサービスの需要拡大やコスト適正化による収益性の改善の影響もあり、売上高は630億2,900万円(前年同期比4.6%増)となり、セグメント利益は30億1,800万円(前年同期比61.9%増)となった。

■B to B国内子会社
前期に実施したグループ再編の影響により、売上高は105億3,300万円(前年同期比5.0%減)となったが、ビジネスプロセスアウトソーシングサービス子会社の利益改善などにより、セグメント利益は3億3,000万円(前年同期比28.6%増)となった。

■B to B海外子会社
中国におけるコールセンターサービスの受注が比較的好調に推移し、売上高は74億9,600万円(前年同期比10.7%増)となった。また、オフショア開発の利益改善などにより、セグメント利益は1億5,400万円(前年同期は6,900万円の損失)となった。

■B to C子会社
国内のコンシューマ向けソフトウェア販売が好調に推移し、売上高は30億7,400万円(前年同期比109.8%増)となり、セグメント利益は5億4,900万円(前年同期比132.3%増)となった。