凸版印刷、第2Q決算 電子チラシサイト「Shufoo」など堅調成長するも、出版印刷やビジネスフォームの需要減で純利益44.9%減

凸版印刷株式会社は、平成24年3月期第2四半期決算を発表した。

<平成24年3月期第2四半期の連結業績>
(平成23年4月1日~平成23年9月30日)
売上高:7,333億9,600万円(前年同期比3.9%減)
営業利益:136億7,900万円(同 13.6%減)
経常利益:124億6,100万円(同 25.1%減)
四半期純利益:27億6,700万円(同 44.9%減)

情報・ネットワーク系事業の状況は以下のとおり。

商業印刷関連では、企業の広告宣伝費が震災によるプロモーション活動の自粛などの影響で減少し、チラシやパンフレット、カタログなどが減少した。一方、電子チラシサイト「Shufoo」は、登録法人数、登録店舗数ともに増加した。また、日本発となる電子チラシを配信するサービス「電子オリコミサービス」を開始し、事業のさらなる拡大を目指している。

出版印刷関連では、出版市場が依然として縮小傾向で推移し、雑誌・書籍ともに前年を下回った。デジタルコンテンツ市場においては、各種端末向けコンテンツの制作、取次、配信サービスなどを展開し、順調に事業を拡大している。

ビジネスフォーム関連では、震災による企業の活動の停滞や経費削減の徹底に伴う帳票類の需要減、価格競争の激化などにより、前年を下回った。データプリントサービスは、通知物の電子化や簡素化、価格競争の激化、販売促進用DMの減少などにより、前年を下回った。
証券・カード関連では、ETCカードや交通系カードが好調に推移したが、約款などの一般証券物、偽造防止などのセキュリティデバイスが減少し、全体として前年を下回った。

以上の結果、情報・ネットワーク系事業の売上高は、前年同四半期に比べ3.8%減の4,173億円、営業利益は11.4%減の130億円となった。