セーラー広告、第2Qの業績予想を損益に修正 粗利率が改善するも、震災の影響が予想以上に大きく

セーラー広告株式会社は、平成23年5月13日に公表した業績予想の修正を発表した。

<平成24年3月期連結業績予想の修正 第2四半期(累計)>
(平成23年4月1日~平成23年9月30日)
売上高:38億4,000万円(前回予想より4億6,800万円減、10.9%減)
営業利益:▲2,500万円(同 3,900万円減)
経常利益:▲800万円(同 2,700万円減)
四半期純利益:▲2,000万円(同 1,900万円減)

第1四半期に見られた震災による広告自粛傾向は幾分和らぎ、建築業や小売業からの広告出稿も徐々に増え始めた。また、顧客第一主義のもと積極的な提案活動に取り組んだ結果、これら業種からの印刷物の受注に加え、地域振興イベントの企画運営業務を受注し、さらに、地元官公庁から雇用対策事業として地域活性化事業などを受託している。また、広告需要の緩やかな回復とともに粗利率も改善し、当第2四半期連結会計期間においては、営業利益および経常利益ともに利益を確保できる見込みとなった。しかし、当第1四半期の震災などによる広告自粛の影響が予想以上に大きく、上記の修正を行った。

第3四半期以降は、長引く円高や世界経済の減速によって企業収益の悪化が懸念され、広告需要も徐々に回復しているとはいえ、依然として不透明な状況にある。下期においては、小売業などの年末年始を中心とした販売セールスや集客イベントなどによる広告需要の高まりに加え、地元官公庁から受託している雇用対策事業の売上を見込んでいることもあり、現時点においては、平成23年5月13日に公表した平成24年3月期通期の連結業績予想を据え置いている。