日本写真印刷、2012年3月期第2Q 売上減で赤字増 四半期純損益は196億超に

日本写真印刷株式会社は11月4日、2012年3月期第2四半期累計期間(2011年4月1日~2011年9月30日)の決算短信を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :440億8700万円(前年同期比 19.2%減)
営業利益  :マイナス41億8100万円(前年同期 マイナス10億2000万円)
経常利益  :マイナス48億0800万円( 同 マイナス14億4100万円)
四半期純利益:マイナス196億0300万円( 同 マイナス11億0300万円)

緊急対策の実行により固定費と変動費の削減に注力したが、主力市場としているパソコンや携帯電話などのコンシューマー・エレクトロニクス分野での需要の急激な変化、低価格化の進行により、売上高・利益の両面が悪化した。

同社では、固定費の削減、変動費の削減、国内生産工場の一部閉鎖、一部設備の売却、原材料の海外調達の促進などの構造改革強化策を推進しているが、これにともない事業構造改善費用96億7800万円(減損損失65億2800万円、希望退職者募集に伴う特別加算金など31億5000万円)を計上した。また繰延税金資産の一部を取り崩した。
最終的に売上高19.2%減となり、営業損益、経常損益、四半期純損益のすべてでマイナス幅が拡大した。