電通、ソーシャルメディア意識調査を実施 「友達登録は平均256人」「1割以上が現実生活は充実せず」など

株式会社電通は11月2日、ソーシャルメディア上でのアクティブユーザーー層を対象に、友達関係に関する意識調査(SNS100友調査)を行った結果を公表した。
関東圏の15~37歳までの男女個人約1万3千人のうち、ソーシャルメディア(mixi、facebook、twitter等)でつながっている人が合計で100人以上いるユーザ800名から回答を得た。
まず、今回調査した800名は、平均256人の友達を持ち、12のコミュニティとつながっていた。交流の仕方に関しては、ミニブログでは6割以上の友達と「ネットだけの交流」となっていた。一方これに対し、SNSでは8割近くが「現実でも交流」のあることが判明した。
参加しているコミュニティは、「趣味」つながりがトップで65%。ネットでの振る舞い方は、「なるべく空気を読む」が44%などとなった。
ミニブログでは、94%が他人の発言を引用。しかも、自分のコメントを付けずに「そのまま引用」する割合が6割にのぼった。理由については、62%が「ただ伝えたい・共有したい」と答え、引用した内容で友達と盛り上がれたり、共感できたときに喜びを感じていることが推察された。
さらに、ソーシャルメディア上では、「顔写真の公開」を38%の人が問題ないとし、特に若い世代になるほど、積極的に個人情報を公開する傾向がみられた。
なお「現実生活が充実しているか?」という質問に対して、友達数が100~149人で13%、150~299人で14%、300人以上で21%の人が、「現実生活は充実していない」と回答している。