電通とバンダイナムコゲームス、ゲームクリエイターによるコンサルサービスを共同展開

株式会社バンダイナムコゲームスは10月18日、株式会社電通と協力して、エンターテインメントコンテンツ開発時に必要な知見やノウハウを他業種の製品開発やサービスに役立ててもらうことを提案するサービス「ゲームメソッドコンサルティング(チーム名:『スペシャルフラッグ』)」を共同展開することを発表した。
バンダイナムコゲームスが持つゲームをはじめとするエンターテインメント開発ノウハウと、広告、マーケティングにおける電通のノウハウを用いて、家電や通信機器、インテリアや食品といった、人々の生活に密着した製品の開発やサービスに関するコンサルティング業務を受託する。
たとえば、ゲームソフトは取扱説明書を読まなくても直観的に遊び方がわかるように作られている。こういった、「使いやすく」「わかりやすく」「楽しく」段階的に操作を習熟していけるよう設計する方法論などを「ゲームメソッド」として他業種の分野の製品やサービス開発に応用するとのこと。
サービス概要としては、製品やサービスの開発を支援するするコンサルティング、製品開発会議にクリエーターが参加するアイディエーション、ロールプレイングゲーム仕立ての人材教育研修などのトレーニングで構成される。
バンダイナムコゲームスでは、1980年代後半から「ゲームメソッド」に関する研究を開始。プレイヤーを夢中にさせるための心理的分析や、小さな子どもから年齢を重ねた人まで、誰もが簡単に楽しむことができるプレイシステムの構築など、さまざまな角度から研究・検証し完成するコンテンツの開発スキームを応用し、現在までに「福祉事業」や「教育分野」などの分野で事業を展開している。