地域新聞、平成23年8月期決算 前期比63.3%減の純利益

株式会社地域新聞社は、平成23年8月期決算を発表した。

<平成23年8月期の業績>
(平成22年9月1日~平成23年8月31日)
売上高:23億7,800万円(前年比 1.3%増)
営業利益:4,800万円(同 58.6%減)
経常利益:4,900万円(同 58.9%減)
当期純利益:2,500万円(同 63.3%減)

基盤事業である新聞などの発行事業においては、新規創刊によるエリア拡大は行わず、49エリアある既存発行エリアの深耕に注力するとともに、地域新聞紙面に掲載されている地域情報やイベント情報などが携帯端末でも見られるモバイル版地域新聞「ちいこみ」を平成22年9月にグランドオープンし、紙面とWebのクロスメディアとして販売することで、顧客満足度を向上し、顧客の増加に努めた。
しかし、東日本大震災の影響から広告主の販売商品の欠品や品切れに加え、販促活動自体の大幅な自粛が相次ぎ、当初予算の売上高を大幅に下回る結果となった。利益においては、売上総利益は売上高の拡大に加え、新聞印刷単価の見直しを行なったため増加いたしたが、将来のエリア拡大を見込んだ人員増による人件費の増加や前期から取り組んでいるシステム投資に係る減価償却費などが増加したため、営業利益・経常利益・当期純利益ともに減益となった。