乃村工藝社、営業・経常・四半期ともに損失を計上 平成24年2月期第2四半期決算

株式会社乃村工藝社は、平成24年2月期第2四半期決算を発表した。

<平成24年2月期第2四半期の連結業績>
(平成23年2月16日~平成23年8月15日)
売上高:399億6,300万円(前年同期比 2.0%減)
営業利益:▲1億3,200万円(前年同期は▲2億5,000万円)
経常利益:▲9,600万円(前年同期は▲1億5,200万円)
四半期純利益:▲2億5,200万円(前年同期は▲3億5,400万円)

顧客企業における設備投資や広告宣伝費は総じて抑制傾向が続いており、予断を許さない状況のなか、震災による被災エリアを中心とした顧客の復興支援に取り組むとともに、市場の変化への対応力の強化ならびにコスト管理の徹底と固定費の抑制による収益構造の改善を継続して進めた。売上面では、震災の影響により予定されていたプロジェクトに延期や中止が生じた広報・販売促進市場が減少したが、「名古屋市科学館」の引渡しが寄与した博物館・美術館市場のほか、駅周辺の商業施設におけるリニューアルや空港内の環境演出を手掛けた複合商業施設市場が堅調に推移したことなどにより、前年同期並みの実績を残すことができた。
利益面では、販売管理費の削減などにより、営業損益、経常損益ともに前年同期より収支が改善した。
ディスプレイ事業は、売上高391億2,000万円で前年同期比1.8%減、前年同期は3億4,200万円だった営業損失は、今年は1億8,400万円の営業損失となっている。
百貨店・量販店市場、百貨店・量販店市場、百貨店・量販店市場が前年同期を上回る売上となっているが、広報・販売促進市場では前年同期比23.2%減と落ち込んでいる。