ADKの「生活者総合調査」 先行き不安はあるが、暮らし向きは改善傾向 節電に関する行動が急増

株式会社アサツー ディ・ケイは、12歳から69歳までの生活者約1万人を対象に、2008年から毎年調査を実施している「生活者総合調査」の結果速報を発表した。
1年前と比べて今の暮らし向きが「よくなった」と感じる人は微増だが、「悪くなった」と感じる人はここ3年で徐々に減少。それに対して「今後の暮らし向き」は「悪くなる」とする人は一旦減少したものの、再び増加している。
現在の暮らし向きに余裕がない」人は3年連続で6割と高止まりで、「余裕がある」を大きく上回っている。不況の影響を受けやすいと思われる30代~50代の既婚者に限ると、最も厳しいのは40代男性。女性は男性ほどは高くない。
「ゴミの分別」「レジ袋・過剰包装は断る」など環境のための基本的な行動が定着しているところ、2011年はエネルギー問題が加わり、「電気をまめに消す」「冷暖房を弱めにする」「コンセントを抜く」といった節電に関する行動が急増。30~50代の既婚者に限ってみると、女性に比べて男性の環境意識の希薄さが目立っている。