ヘラクレス上場のダブルクリック、業績下方修正。営業利益4千2百万円の赤字。主力の広告配信DART技術で米グーグルを相手に仮処分申立て。
広告配信事業を行うダブルクリック株式会社は、平成21年3月期の通期業績予想数値を下方修正した。
売上高は2億7百万円減の15億6千万円、営業利益は1億3千9百万円減で4千2百万円の赤字となった。
下方修正の理由として、景気悪化に伴う企業の広告宣伝費、販売促進費の抑制によるとしている。
また、同社はインターネット広告配信技術(DART技術)をめぐって、米国グーグル社、米国ダブルクリック社、グーグル株式会社を相手にDART契約解除差し止めなどを求める仮処分をニューヨーク州ニューヨーク郡上位裁判所に申し立てており、この弁護士費用等2億4千6百万円を特別損失に計上することとなった、と発表した。