TOW、平成23年6月期 営業利益43.6%減、純利益63.3%減 震災の影響で繁忙期(4~6月)の受注案件の中止や延期が相次ぐ
株式会社テー・オー・ダブリューは、平成23年6月期決算を発表した。
<平成23年6月期の連結業績>
(平成22年7月1日~平成23年6月30日)
売上高:105億7,000万円(前年同期比 16.0%減)
営業利益:3億7,800万円(同 43.6%減)
経常利益:3億7,700万円(同 43.6%減)
当期純利益:1億3,100万円(同 63.3%減)
業績が回復しているクライアントの数は増加傾向にあったが、東日本大震災の影響により、広告や販促活動の自粛措置などが取られ、大変厳しい状況となった。その中で、各種アライアンスによるワンストップ体制およびプロモーション提案力の強化に取り組み、具体的にはノベルティ(販促商品、景品)領域の強化策として、株式会社トランザクションとの業務提携を実施し、Web部門の強化策として株式会社カヤックほか3社との業務提携を実施した。
しかし、東日本大震災は当社グループに直接的な被害は発生しなかったものの、クライアント各社の広告や販促活動の自粛措置などの動きが強まり、当社グループの繁忙期である第4四半期(平成23年4月~平成23年6月)に実施予定であった受注済の案件のうち、約14億円が中止および実施延期となった。また、従来であれば3~4月の期中受注も可能だったが、震災の影響で受注が激減した。
その結果、売上が大幅に減少し、当連結会計年度の売上高は105億700万円(前連結会計年度比16.0%減)、営業利益は3億7800万円(前連結会計年度比43.6%減)、経常利益は3億7700万円(前連結会計年度比43.6%減)、当期純利益は1億3100万円(前連結会計年度比63.3%減)となった。